高須幹弥院長に学ぶ!ダイエット初心者が知るべきボディビル流体脂肪燃焼法

昨日、高須クリニックの名古屋院の高須幹弥院長がボディビル大会に出場しました。

 

全然僕が言えた立場ではありませんが、パーソナルトレーナーをやってる自分から見ても、体重ではなく体脂肪を落とし、しっかり筋肉を残していて素晴らしい減量だと思います。

 

 

そんな高須幹弥先生は49歳とのこと。

 

40代・50代でも痩せられる!年齢とダイエットの関係

 

パーソナルジム Woot! には、40~50代のお客様が多く、

「40歳超えたら全然絞れなくなる」

といつも聞いています。

 

「たいぞうさんが絞れるのは、まだ30代だから」

「40超えたらわかりますよ!」

 

これは1人ではなく、複数名の方から言われますね。。。

 

例えば年齢を一つ重ね、39歳から40歳になった瞬間「ガクッと痩せなくなる」ということは流石にないと思いますが、多くの方がこのようにおっしゃるので、何かあるんだろうとは思います。

 

こればっかりは実際になってみないとわからないですね。。

 

たいぞう

ちなみに現在38歳で、12月に39歳になる85年生まれです

 

しかし、「痩せなくなる」わけではありません。

 

今日のブログを書こうと思ったきっかけの高須幹弥先生も49歳。

だから何歳からでもその気になれば、絞り切ることはできるわけです。

 

実際ボディビルの大会では、もっと年齢が上の方もいらっしゃいますしね。

 

高須幹弥院長の減量方法:ボディビル流の筋トレと食事管理

 

・・・では、

「体脂肪を燃焼させてお腹を引きめるためには何をすればいいか?」

 

ですが、やることは一緒です。

 

  • しっかり運動をすること
  • 食事管理を行うこと

まずはこの2つです。

 

高須美樹先生は下記のような方法で減量をしたようです。

 

「トレーニング」

・週4回のトレーニングを行い、そのボリュームを通常の2倍から3倍に増加させました

・トレーニング時間を大幅に延長し、普段30分程度だったジム滞在時間が1時間半を超える日もありました

「食事」

・1日あたり500kcalのマイナスカロリーを維持するダイエットを実施しました

・大好きなマクドナルドの摂取頻度を減らし、健康的な食事に切り替えました

 

 

ダイエット初心者が取り入れるべきボディビル流体脂肪燃焼法

 

実際に僕もフィットネスコンテストに出場したことがある人間の端くれなのと、周りにはコンテストに出るトレーナーやお客様もいたりするのでよくわかりますが、最低限このくらいはやらないと大会仕様の体には絞れないです。

 

 

「健康的にダイエットする」と考えるなら、週に2回くらいのジムでの筋トレでいいと思います。

 

しかしそれ以上に肉体改造をしていくのであれば、週3~4の筋トレがマストで、可能なら5~6とかできるとより加速しますね。

 

・・・と見るとわかると思いますが、「普通じゃない」です。

 

僕はもう二十歳前後から筋トレが人生の一部となって生きてきているのでなんとも思いませんが、普通の人からすると「異次元の異世界な生き方」だと思います。

 

そして、最終的に体脂肪を極限まで落とすわけですから、「健康」を超えた(下回った)レベルにもなってしまいます。

 

不健康なダイエットのリスクと健康的なボディメイクの重要性

 

当たり前ですが、健康的な体だから健康なのであって、絞りすぎた体は不健康なんです。

 

体脂肪は、僕たちの体にとって重要な組織であり、エネルギーの貯蔵やホルモンの生成、体温の維持など多くの役割を果たしています。

 

「体脂肪率の理想値」

一般的に、成人男性の理想的な体脂肪率は10%から20%とされており、成人女性は20%から30%が理想とされています。

これらの範囲を超えると肥満と見なされ、生活習慣病のリスクが増加します。

「体脂肪が多すぎる場合の健康リスク」

・生活習慣病:

体脂肪率が高いと、2型糖尿病や心疾患、高血圧などのリスクが増加します。

特に内臓脂肪が多い場合は、メタボリックシンドロームに関連するリスクが高まります。

・ホルモンバランスの乱れ:

過剰な体脂肪はホルモンバランスを崩し、月経異常や不妊症などを引き起こす可能性があります。

「体脂肪が少なすぎる場合の健康リスク」

・エネルギー不足:

体脂肪率が低すぎると、エネルギーの貯蔵が不足し、疲れやすくなることがあります。

また、集中力の低下や免疫力の低下も見られることがあります。

・ホルモンバランスの乱れ:

特に女性の場合、体脂肪が少ないとホルモンバランスが崩れやすく、月経異常を引き起こすリスクがあります。

・身体機能への影響:

体温調節や内臓保護機能が低下し、寒さに弱くなることもあります。

「結論」

ダイエットによって体脂肪を減らすことは重要ですが、その過程で健康を損なわないよう注意が必要です。

適切な範囲内で体脂肪を維持することが、健康的な生活を送るためには不可欠です。

過剰なダイエットや極端な食事制限は避け、バランスの取れた食事と適度な運動を心掛けることが大切です。

 

このように、体脂肪が多すぎると健康リスクが高まる一方で、少なすぎることもまた健康に悪影響を及ぼす可能性があるんですね。

 

だからこれはあくまで僕の考えですが、基本的に「コンテスト・大会出場」はおすすめしていません。

 

たいぞう

シャレで言うことはありますよ(笑)

 

もちろんご本人が「出たい!」という場合は問題ありませんし、むしろ一生懸命サポートさせていただきます。

 

・・・が、ダイエット・筋トレをしている方に「大会出ましょうよ!」とは言わない。

 

それは上記が理由で、僕自身も大会出場した時にそれを体で感じたからです。

 

正しいダイエット方法で体と人生を変える:プロのサポートの重要性

 

しかし矛盾するようですが、大会に向けて減量をして出場することは素晴らしいことだと思っています。

 

なぜなら、日常では体験できない経験ができるので、自分自身の基準が上がったり自信がついたりと、体も心も一回りも二回りも成長できるからです。

 

僕自身がまさにそうだったのですが、昔は体重120kgとかあってダイエットに悩んでいました。

 

しかし今では、体重も体型も自由自在にコントロールできます。

 

たいぞう

それは、50kg痩せたという経験もそうですが、コンテストに出場をしたという経験がとても大きいです。

 

大会に出たことのある人ならわかると思いますが、並大抵の努力ではあのような体は作れません。

 

「食べたいものを我慢する」なんて当たり前。

 

時には食べたくないものを食べ続けなきゃいけなかったり、エネルギーが枯渇してフラフラな状態でトレーニングをしなければなりません。

 

トレーニングだけではなく、日常生活もです。

 

これは当時の僕の減量が下手だったからかもしれませんが、落ちたペンを拾うことも躊躇うくらい、体力も気力も落ちた状態で生活をしていました。

 

でも、今日もトレーニング。そして明日もトレーニング。

 

テレビや雑誌、ネットでは美味しそうな食べ物が流れてきたり、街を歩いていてもいやでも目に飛び込んできます。

 

そんな過酷な減量をしているのは僕だけなので、周りの人は普通に美味しいものを食べながら生活をしている。

 

たいぞう

そして自分がやっている努力も、基本的には周りの人は認めてくれるわけでもなく、なんなら「変態」くらいの目で見たり、時には小バカにしてきます(笑)

 

「ダイエットが辛い」とかそんなレベルを100倍も通り越した日々を過ごす。

 

数日ではなく、数ヶ月です。

 

そして究極的に絞れた体になれたと思ったら、

 

  • そもそもの筋肉量が少ない
  • 無駄に筋肉を削ってしまった
  • どんなに頑張っても絞りきれない

という事態に気がつき、また筋肉を増やして体脂肪を減らす数ヶ月〜年単位の旅に出る。

 

こうしてようやくある程度の体ができ、大会で少しずつ評価してもらえる。

 

この経験をしたら、「ダイエットなんて楽勝」となる気持ちわかりませんか?(笑)

 

実際に僕はそうでした。

 

たいぞう

だから2年前?にやったように、「100日で体重100kgに太ります!」とかもネタでできるし、そこから20kg絞ることも普通にできます。

 

 

 

上の画像(右)から、下の画像のように絞りました。

 

 

これは特殊能力でもなんでもなく、「基準の違い」も大きいと思います。

 

(もちろん、「太りにくい体」「痩せやすい体」を作ったというのも大きいです)

 

この経験は、ダイエット・ボディメイクに止まることはなく、生きていく上で必要な「人生の土台」を作ってくれます。

 

人生山あり谷あり。いいことばかりではありません。

 

例えば今年起こってしまった、2015年から仕事していたパーソナルジムの突然の倒産もそうですが、様々な困難が抜き打ちで襲ってきます。

 

 

そんな時、折れずに立ち向かえる「心の基礎」を、大会に向けた減量で作ってもらったと僕は思っています。

 

だから、人生一度は「本気の減量」を。

 

誤解を恐れずに書くと、「不健康と隣り合わせの減量」を、一度経験してみるのはいいことだと思っています。

 

みんな知らない、「減量ができる人」の条件

 

僕がコンテストに出たのは、2012年。

 

この頃くらいから、少しずつフィットネスコンテストが増えてきて、同時に大会出場を目指すトレーニーも増えてきたと思います。

 

それ自体はいいことだと思っているのですが、正直良くない側面もあると感じています。

 

「大会」というのは、それまで作ってきた体を仕上げて、一夜限りの最高の状態を作り上げるステージです。

 

今回取り上げさせていただいている高須幹弥先生も、約20年間のトレーニング経験を活かし、大会に向けて特別なトレーニングプログラムを実施されたとのこと。

 

たいぞう

僕も、20歳くらいから始めた筋トレ(ボディメイク)の一旦の結果として、2015年にコンテストに出ました。

 

なので、大会に出てそれ相応の体を作るためには、大会までに積み重ねてきた筋肉の下地が必要なんです。

 

・・・しかし、「大会に出たい!」ということで、筋トレ経験がそこまでないのに、減量からスタートしてしまう方が結構いらっしゃいます。

 

これはなかなかしんどい問題です。。

 

ご本人の意向として挑戦される分にはもちろんいいのですが、先に書いたような「筋肉の下地」がない状態での減量は、不健康を加速させるだけになってしまいます。

 

ざっと懸念を箇条書きすると

  • そもそもの筋肉量が少ないのに、減量をすることで筋肉はもっと減ってしまう
  • トレ初期にしかない、筋肉がつきやすいボーナスステージの無駄遣いになってしまう
  • 筋肉量が少ないから、そもそもの「食べられる量」が少ない(つらい)
  • だから食事量をどんどん減らしていくしかない(つらい)
  • その結果、無月経とか拒食症になってしまう
  • まず土台となる筋肉が少ないので、絞りきれない
  • 絞れたとしても、筋肉のないやつれた体になってしまう
  • その後は華麗にリバウンドし、減量前よりも太りやすい体に
  • しかも「食事への恐怖心」は植え付けられている

こんな感じです。。

 

これでわかるように、ただでさえ「不健康」とも取れるレベルに向かう減量なのに、時間とお金と労力をかけてますます不健康な体と人生を作ってしまうわけです。

 

たいぞう

だから本格的な減量をするのであれば、まずそれ以前に「減量ができる体」「痩せる能力がある体」「体脂肪を燃やす力のある体」になる必要があるのです。

 

そして実は、これは何も「大会」に向けた減量を行う方だけ当てはまる話ではありません。

 

普通の方が普通に行うダイエットも、同様のことが起こっています。

 

だから

  • 見た目は太っていない
  • でも体脂肪率が高い
  • 手足はそこまで太くない
  • でもお腹はぽっこり
  • 体力がなく、体調を崩しやすい
  • 痩せようと思っても痩せられない

という方が非常に多いんですよね。。

 

たいぞう

パーソナルジム Woot! で初めましてのダイエット目的のお客様にカウンセリングをさせていただいた時、「もっと食べましょう」とお伝えするのは、これが理由です

 

高須幹弥院長に学ぶ!ダイエット初心者が知るべきボディビル流体脂肪燃焼法_まとめ

 

ダイエットは、あくまで人生をより良くするための「手段」の一つです

ダイエットが目的のダイエットに振り回される人生になってしまっては、意味がありません。

 

今回書かせていただいように、大会に出場したり、一定期間「本気の減量」をすることは、いいことだと思います。

 

・・・が、そのためには、「ダイエットしていい体」になっておかなければなりません。

 

正直、普通の人が自分で行うのはかなり難しいと思います。

 

もし本気で「体と人生を変えたい」「自分を変えるために挑戦したい」という方は、最初の期間だけでもいいので、栄養学、解剖学、運動生理学、バイオメカニクスなどを理解したプロと一緒にダイエット・ボディメイクをして欲しいです。

 

 

大会に限らず、挑戦することは素晴らしいことです。

何にも変えられない人生の財産となります。

 

貴重な時間を無駄にしないように、正しい方法で行って、最高の経験にしてくださいね。

 

応援しています!

 

P.S
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