「なんのために筋トレしているの?」
「なにを目指しているの?」
トレーニーあるあるとして、筋トレをしていると誰もが一度は聞かれたことがあるであろうこの質問。
僕も100万回は聞かれたと思うのですが、最近はこの質問が少し変わってきています。
どのように変わっているかというと、「コンテスト出ないの?」です。
質問が変わってきた背景には、フィットネス文化が広まってきているということがあると思いますが、本質はそこまで変わっていないように思います。
「コンテストに出ないなら何のためにしているの?」
要はそういうことですよね。
筋トレの目的は人それぞれなんだけどなー^^;
こういった質問に対する僕の答えはいつも決まっていて・・・「はい!出ませんよ!」です。
今回のブログでは、僕がそう答える理由を書いていきます。
この記事のもくじ
筋トレをしているのにコンテストに出場しない理由
「大会でないんですか?」
と聞かれて
「出ないですよ!」
と言うと
「え?じゃあなんで筋トレしてるんですか?」
と聞かれる事がよくある。
筋トレ=大会じゃない
僕の目的は「食べる事」
食べたいから動く!
動くから食べる!目的やモチベーションは十人十色✨
— たいぞー@元120㌔の暴飲暴食パーソナルトレーナー【パーソナルジムBodyke代表】 (@taizo_bm) August 1, 2019
先日こんな Tweet をしたら
- 「わかる!!」
- 「自分と同じ価値観!」
- 「まさにコレ!!」
と、意外と反響がありました。
・・・なんか個人的に嬉しい^^
僕は今までもこれからも、そんな価値観でボディメイクしていきます!
では、筋トレの目的を深堀りして解説していきましょう。
食べたいから
後にも先にもコレが全てです(笑)
何を隠そう、僕は元々120kgの超肥満体型でした。
120kgにもなるほどの食欲・・・ということで、これはもう覆すことのできない欲求であります。
- とにかく食べたい!
- 色んなものを食べたい!
- 食べたことないものを食べたい!
毎日毎日、そう思って生きています(笑)
ちなみに、高級な食べ物を毎日食べたいとは思いません。
食べたいときに食べたいものを食べられれば大満足!
ラーメンのときもあれば、からあげのときもあれば、串カツのときもあれば、ピザのときもあれば、パフェのときもあります。
居酒屋のときもあれば、牛丼チェーンのときもあれば、ラーメン屋のときもあれば、蕎麦屋のときもあります。
「食べたい!」って思ったとき、食べたいものを食べたい!
・・・という欲求と
「食べたい!」って思ったとき、食べたいものを我慢したくない!
・・・という裏側の欲求もあります。
コレ書いてるの、一応パーソナルジムの人間なんですが、本心です(笑)
太りたくないから
これもそのままです(笑)
先程も書きましたが僕は元々120kgという体型で、もしかしたらその頃の記憶や自分という人生に対する恐怖心というか、「戻りたくない」という気持ちが、人一倍強くあるのかもしれません。
「食べたい!!!」という欲求を非常に強く持っていますが、毎日暴飲暴食しすぎないよう、食への欲求と同等に心のストッパーが働いているのかもしれませんね。
ちなみに、僕が太らないために意識していることは Twitter でも書きましたが
- 食べたいから動く!
- 動くから食べる!
シンプルにコレです。
考え方としては簡単。「食べ物はガソリン」です。
(もちろんそれぞれ栄養素ごとに働きがありますが)
車で考えたらわかりやすいですが、ガソリンを満タンに入れたら、使って減るまで給油しないですよね。
逆に、これから長距離を走るなら、事前にガソリンを入れておくのも当然のこと。
これを体でも同じようにやっているだけです。
ガソリン満タンなのに、さらに給油したら溢れてしまいます。
そうならないように、体内のガソリンレベルを考えながら、体を操縦しているのです。
このように、目では見えない体内のガソリンタンクとその貯蔵量を考えながら筋トレをするようになってから、自分でもビックリするくらい食べても太りにくくなりました。
筋肉を増やす!という目的で戦略的に太ることはアリですが、個人的にはそこまでの「火」は、もうありません。
今で十分という感じ。
だから繰り返しになりますが、筋トレの目的は食べることであり、その裏側の目的として「太らないため」ということがあるのです。
いい体でいたいから
これも通ずることですが
- 食べたいから
- 太りたくないから
に付け加えて「いい体でいたい」というものがあります。
いい体というのは抽象的ですが、あくまで僕自身の価値観で “いい体” です。
それがどの程度か・・・というと、、、まぁ今くらいですかね。
- 大胸筋がある程度発達していて
- 背中は逆三角形で
- 腹筋はある程度割れていて
- 腕と肩のメリハリがあり
- 脚はそこそこでw
- 全体的に筋肉質で男らしい体
テキストで書くと余計伝わりにくいですが、こんな感じ(笑)
もちろんこの体を作るのには、時間がかかりました。
今ほど情報もなかったですし僕自身不器用なので、相当遠回りをした自負があります^^;
しかし、ラッキーなことに「夢中」になることができたので、約10年という時間かと思いますが、それもあっという間の時間でした。
これだけ時間を掛けて作ったわけですから、そう簡単に壊したくありません。
ダイエットも同じですが、ゴールとは「いい体になること」ではなく「いい体でいること」です。
目標となる体になることはできても、それを維持できなければ意味がありません。
せっかく作った体ですから、一生維持したいですよね♪
筋トレの目的は具体的にこんな感じ
ということで僕の目的は「食べること」です。
では、実際にどんな食事をしているのか・・・・ですが、これも普段見てくださっている方には「いつも通り」な感じですが、こういった食事です。
コチラでいつもの食事内容を更新しています。
(#暴飲暴食パーソナルトレーナー)
これらの食事は、ただ欲望のままに食べているわけではありません(そんなときもありますが^^;)
ざっくりですが、食べ物に含まれている栄養バランスを考え、無意識に取捨選択しています。
例えば、
- 多量の炭水化物
- 運動前後 or 運動量 UP
- 多量のタンパク質
- その他のタンパク質量を調整
- 多量の脂質
- 食事全体的に摂取カロリーを落とす
そしてもちろん、これ↓を飲みます(※重要)
https://taizo1210.com/the-most-important-supplement
こんな感じで食べ飲みも楽しみながらボディメイクをしています^^
コンテストについて
コンテストは正直、、、過去に1度だけ出たことがありますが、もう出る気ありません^^;
僕の価値観として
A:完璧に食事管理をしてめちゃくちゃいい体
→食べたいものが食べられない代わりに、誰よりもいい体になれる
B:適当に食事管理をしてちょっといい体
→食べたいものを食べる代わりに、No.1 の体にはなれない
と分けたときに、完全なる【B】のマインドでボディメイクをしています。
美味しいもの食べたい>>>>>>いい体になりたい
という感じです(笑)
だから、食べたいものを我慢してまでバッキバキの体を作ろうとは思いません。
やったとしてもこのブログで書いたような「ゆるふわダイエット」くらいですかね。
そしてコンテストに出るとなると、人生の中のありとあらゆるものを犠牲にしなければならないことを、経験者として僕は知っています。
食事はもちろん、仕事だって影響するでしょうし、人間関係も、日々の過ごし方も、、、
全てを「コンテスト」にフォーカスして生きていかなければ勝てないということは身に染みて知っていますし、中途半端で臨んでは中途半端な結果しか得られず、個人的にはそこに意味を感じません。
となったときに、今の僕には「食事」を置いておいても、コンテストとその他を天秤にかけたとき、コンテストにフォーカスしたいという気持ちが1mmも湧いてこないので、今のような生活を送っています。
出るのは簡単ですが、獲るのは簡単ではありませんからね^^;
日々感じていること
ここ数年でフィットネス文化が普及してきて、パーソナルトレーナーも増えたしパーソナルジムも増えています。
とてもいいことだと思うのですが、その反面、とても心配していることがあります。
それは「過度な食事制限による代償」
短期集中ダイエット・・・について、個人的には「目的があってやるなら良い」と思いますが、痩せて理想の体になって生きていきたいと思っている方には、違うんじゃないかなと思うことが多々あります。
「痩せる方法」と「痩せやすい体を作る方法」って間逆なんですよね。
- 痩せる:体重を落とすこと
- 筋肉も脂肪も落とし、とにかく体重を落とす
- 痩せやすい体:体脂肪を落とすこと
- 筋肉は残し(もしくは増やし)体脂肪を落とすこと
体重の減少幅で言えば、当然「痩せる方法」の方が圧倒的ですが、筋肉も落としてしまっているので、当然リバウンドしやすい体になってしまいます。
それだけではなく、「またダイエット頑張ろう!」と思ったとき、以前に比べて痩せにくくなってしまっているんです。
そして食事も過度な制限となることが多いため、そもそも続けることができず、ダブルパンチでリバウンドの可能性大です。
対して「痩せやすい体を作る方法」は、炭水化物もしっかり食べ、食事制限ではなく食事改善をします。
体重の減少幅は人によりそこまでですが、それ以上に体型が変わり、メリハリが出てきます。
食事に関しては何でもかんでもとにかく食事を減らすのではなく、【必要な栄養を摂ること】になります。
その結果、筋肉が維持できたり増えたりするので、好きなものを食べても太りにくいし、ちょっと太ってもすぐに痩せることができる(今の僕の状態)になるのです。
僕が懸念しているのは、前者の「痩せる方法」をやってリバウンドをして、また「痩せる方法」をやって、、、また、、、
となったとき、代謝が下がってしまい、にっちもさっちもいかなくなってしまうことです。
・・・これって意外と気が付かないんですよね。
数年〜十数年経って、年齢的にも歳を重ねたとき、本当に痩せにくくなってしまう。
これは今までの歴史でも繰り返されているように思います。
- ○○だけダイエット
- 食べないダイエット
- ○○だけサプリ
などなど、キャッチーなダイエットが流行ったことがあると思います。
雰囲気的に楽そうだし、簡単に効果が出そうな印象があるため、多くの人が取り入れてスーパーから何かがなくなる・・・なんてことも、ありましたよね。
そういったダイエットを繰り返していくうちに、体内の体組成が崩れ、代謝が崩れ、本当に痩せにくい体になった今、パーソナルトレーニングへ・・・・という方も少なくありません。
今のパーソナルトレーニングブームが、数年後のそんな未来を作らなければいいな・・・なんて、勝手に心配しています。
筋トレの目的とダイエットが創る未来 〜まとめ〜
なんか話が違う方向に行ってしまいましたが、どんな食事をしてどんな運動をするのも、自分の自由です。
- 徹底して加工品を避ける人もいれば
- 添加物を避ける人もいれば
- 完全に自炊でやりくりする人もいれば
- サプリを摂らない人もいれば
- 外食で構成する人もいれば
- ○○ダイエットをする人もいれば
- 糖質制限をする人もいます
そんな中、僕の考え方としては
- 好きなものを食べたい
- ある程度いい体でいたい
ということが重要なポイントですので、良くないとはわかっていますが、お菓子だって加工品だってお酒だって食べ飲みしますが、運動もコンスタントにして、心と体のバランスを取っているつもりです。
100点目指さなくて OK!7~80点くらいが丁度よいです^^
あなたは、今の方法で大丈夫ですか?
今取り組んでいるダイエットや筋トレは、どんなことを目的としているのか?ということを改めて考えて
- 今の方法は、その目的に向かっているのか?
- 今の方法は、一生続けられるのか?
- 今の方法で、本当に幸せなのか?
ということも考えてみると、もしかしたら取り組んでいる方法が変わるかもしれませんね。
継続は力なり!ストレスが最大の敵!
楽しみながらのダイエット・筋トレ、最高ですよ♪